秘書検定

秘書検定取得の利点

秘書検定を一言でいえば、ビジネスマナーを習得していることの証と言うことができるでしょう。
秘書検定3級を取得できれば、最低限のビジネスマナーは備わっていると評価され、実務に就いたとき、きっと役に立つ有益な資格です。

秘書検定と就職・転職

もうすぐ始まる社会人生活に、期待に胸ふくらませていらっしゃる方は、
自分に社会の常識、マナーが備わっているか、不安な気持ちになったことはありませんか?
そして、履歴書に書ける資格が欲しいと思っていませんか?

会社にも慣れ、社会人として充実した生活を送っておられる方でも、
「あのとき、自分のとった対応は正しかったのだろうか」
「もっとよい対処方法があったかも」
と、一度は思った経験をお持ちなのではないでしょうか。
そして、そんなとき、自分にもっと自信をつけたいと思われたのではないでしょうか。

そんな不安な気持ちも、秘書検定の資格を取得することで一掃されるでしょう。そして、円滑に仕事をこなしていく自信がつくに違いありません。

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秘書検定はOL職業技能検定が起源

秘書技能検定試験は、公益財団法人実務技能検定協会が運営・実施する検定試験です。
その歴史は古く、昭和47年、「文部省認定OL職業技能検定」として発足しました。

そして、その歩みとともに、年々秘書検定の受験者数は増加しています。
平成28年第110回試験までに延べ受験者数は724万人(1級~3級)を突破しています。
秘書技能に対する関心が、年々高まっているとみることができるでしょう。
尚、2006年の認定制度廃止により、現在は、文部科学省後援試験となっています。

秘書検定問題集のおすすめを紹介



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秘書技能検定には、各級ごとに「秘書技能審査基準」が定められています。
この基準に従って問題が作成され、採点される仕組みです。

秘書検定3級の場合、「秘書の職務について一般的な知識を持ち、平易な業務を行うに必要な技能を持っているか」どうかが問われ、以下の5項目から構成されています。

表のⅠ~Ⅲの理論領域、Ⅳ~Ⅴの実技領域で、正解率がそれぞれ60%以上のとき合格となります。

一方でも基準点を下回ると合格を逃してしまいますから、バランスよく得点できるよう学習することが大切です。

秘書検定3級の記述式問題

秘書検定3級の審査基準

領域内容
Ⅰ 秘書の資質
  1. 秘書として備えるべき要件
  2. 要求される人柄
  • 秘書としての初歩的な仕事について、指示されたことを確実に実行する能力がある。
  • 的確な判断力、記憶力、表現力、行動力が期待できる。
  • 身だしなみと心得て、良識を持っている。
  • 機密を守れる、誠実・明朗などの資質を備えている。
Ⅱ 職務知識
  1. 秘書の役割と機能
  • 組織における秘書の機能を知っている。
  • 上司と秘書の関係、上司の機能と秘書の機能の違いを知っている。
  • 秘書としての初歩的な仕事について、上司に安心してもらえるような考え方ができる。
Ⅲ 一般知識
  1. 社会常識
  2. 経営学
  • 社会常識、時事問題について、一応理解している。
  • 経営学につして、一応の知識がある。
  • 経営・管理一般・組織・人事・労務・マーケティングについて、初歩的用語が理解できる。
Ⅳ マナー・接遇
  1. 人間関係
  2. マナー
  3. 話し方・接遇
  4. 交際の業務
  • 接遇の基本となる人間関係の一般常識がある。
  • 接遇のマナーを心得ている。
  • オフィスにおけるふさわしい服装・化粧・身のこなし方などを知っている。
  • 話し方の基本を知り、人間関係の結びつきが分かる。
  • 基礎的な敬語および接遇用語を知っている。
  • 楽しい面接会話、やさしい電話会話ができる。
  • 簡単な報告、短い内容の説明ができる。
  • 依頼のための話し方、簡単な聞き取りができる。
  • 素直に忠告を受けられる。
  • 慶事・弔事に訪問する作法、服装などについて、一般的な知識がある。
Ⅴ 技能
  1. 会議
  2. 文書の作成
  3. 文書の取り扱い
  4. 事務機器
  5. ファイリング
  6. 資料管理
  7. 環境の整備
  8. 事務用備品・用品
  • 会議の種類などについて、初歩的な知識がある。
  • 文例を見て、簡単な社内文書の原稿が作成できる。
  • 簡単な口述の要領筆記ができる。
  • 受発信事務について一般知識がある。話し方の基本を知り、人間関係の結びつきが分かる。
  • 基礎的な敬語および接遇用語を知っている。
  • 事務機器の使用ができる。
  • ファイリング用品・器具の利用法が分かる。
  • 名刺の整理法・器具の利用法が分かる。
  • 資料整理について知識がある。
  • 秘書として環境整備の必要なことを知っている。
  • 事務用備品・用品の種類と機能を知っている。

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秘書検定3級の合格率は70%前後に上昇

秘書検定3級と秘書検定2級の最近の合格率は、下表のとおりです。

秘書検定3級の合格率は、60%を下回ることはなくなってきたようです。
特に、112回試験では、72.9%という高い合格率となりました。最近では、70%以上となることも稀ではなくなってきたようです。

比較的取得し易いといえるでしょう。



最近の合格率データー
受験者数合格者数合格率
第112回32,472人18,698人57.6%
17,305人12,622人72.9%
第111回21,579人12,373人57.3%
12,359人8,179人66.2%
第110回30,727人16,498人53.7%
14,713人8,968人61.0%


秘書技能検定の歴史



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秘書検定の幅広い受験者層

秘書検定は、本当に、就職活動において評価を受けているのでしょうか。
その答えは、秘書検定の受験者層に表れています。

秘書検定受験者は、大学生をはじめとする学生や、会社員、主婦、そして無職の人まで受験しており、広い階層で受験者が構成されています。

これら幅広い受験者層を、別の表現で大きく三つに分けると、

  • これから就職活動をする方々
  • 転職を目指す方々
  • 再就職を目指す方々
と言い換えることができ、秘書検定資格が、どの就職活動においても評価を受けているからこそ、受験者が幅広く分布したとも言えるわけです。

すなわち、秘書検定資格は、就職・転職・再就職、どの場面においても有利な資格と言えます。

秘書検定は就職のアピールポイントになる

特に、社員研修に費用も時間もかけられない(かけたくない)と考える会社や、即戦力を求める会社は、最低限のビジネスマナーを身に付けた人物を採用したいと考えますから、秘書検定資格を取得しておくことで、高い評価を受けることができることでしょう。

例えば、法律事務所で働くパラリーガルになるには、パラリーガル未経験者であっても、秘書検定資格をもっていることで、アピールポイントとなるでしょう。

認知度も高く、高評価を得られる秘書検定資格をあなたの就職・転職活動に是非生かしていきましょう。



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秘書検定3級は独学で合格が狙える

はじめての資格受験なら、まずは、秘書検定3級を目指してみましょう。

秘書検定3級ならば、独学でも十分に合格は狙えます。

そのためには、過去問題を数多く解くことによって、問題に慣れることです。
出題形式に慣れることによって、問題のポイントを見極める力がつきます。

秘書検定の問題集は、最低でも2度、繰り返して問題を解いていきます。
問題集の最後を解くころには、最初の問題は忘れてしまっているもの。
1度目に間違ってしまった問題や、判らなかったところには、チェックをしておき、自分の弱点を把握できるようにします。

秘書検定の試験日まで残り日数がわずかであれば、弱点分野に絞っておさらいするなど、時間を有効利用し、より多くの過去問に触れるような工夫をすることも大事です。

こうして過去問題を多く解くことで、最頻出の問題というのも把握できるようになります。

秘書検定2級との併願受験

秘書検定3級と秘書検定2級は、難易度の違いはありますが、出題範囲が共通していますから、是非、併願受験に挑戦してみたいところです。

秘書検定3級と秘書検定2級との併願受験では、独学でW合格しておられる方もいらっしゃいます。
兼用の学習書を利用して、効率的に学習すると良いでしょう。





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